トックリヤシの特性と育て方
トックリヤシは単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物で、幹がぷっくりと膨らんでいるその姿が徳利とそっくりだったため名づけられました。
また、同じような名前のトックリランという植物もありますが、こちらはヤシ科ではなく葉っぱの形も大きく違います。
ちなみに、トックリヤシモドキという植物も存在しており、こちらは同じヤシ科なのですがトックリヤシと違い根本が膨らまずまっすぐ成長する植物です。
同じ地域で育つ植物で、トックリヤシモドキは大きくても10mほどまで育つものもあります。ちなみにトックリヤシは最大15mほどと言われています。
原産地と好む気候
トックリヤシはインドやマスカリン諸島で自生する植物で、熱帯地方で育ちます。
ヤシの木はやはり南国というイメージが強く、他の地域では冬の寒さがあるため自生は難しいでしょう。
沖縄本島では街路樹やホテルの庭園などにも多く育てられています。
育て方のポイント
置き場所
トックリヤシは熱帯地方の植物のため、耐暑性は強いのですが、耐寒性は無く日本の冬では対応が必要です。
猛暑日の直射日光で葉が焼けてしまう場合がありますが、基本は外でも大丈夫です。
寒さ対策としましては、おおよそ10~12℃程度の気温になったら室内へ移すなど対処が必要です。
年間で緑の葉を付ける期間が長く、羽のような葉っぱを放射状につけるため、インテリアとして非常に存在感のある観葉植物になってくれます。
水やり
トックリヤシは土が乾いたら水を入れてあげるようにしてください。
多少水やりを忘れていても、すぐに枯れるような植物ではないため、少なすぎる点においては大丈夫ですが、水のあげすぎには注意が必要です。
特に冬場においては、トックリヤシの活性が落ち成長が止まるため、水を上げすぎて根腐れしてしまう場合があります。
また、出来るだけ霧吹きなどで葉水を与えるなどして乾燥対策も必要になります。
トックリヤシに似た植物
・アレカヤシ
・シュロチク
・テーブルヤシ