ガジュマルの特性と育て方
沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる精霊が宿るといわれてるこの「ガジュマル」は、観葉植物として高い人気度を誇ります。
ガジュマルの太い幹とまるく厚みがある濃い緑色をしている葉は、生命力を感じさせる独特な形をしています。
同じガジュマルでも多種多様な形が見られるので、気に入った形をチョイスすると愛着が湧いてきます。
原産地と好む気候
ガジュマルの原産地は国内の沖縄・屋久島・種子島などの亜熱帯から熱帯の辺りとなっています。
国外では台湾、中国南部やインドからオーストラリアなどにかけて自生しているようです。
分類はイチジク属となり、フィカス・ウンベラータやベンガレンシスと同じ属です。
幹から発達した気根が「絡まる」姿が訛って「ガジュマル」という名前が付いたという説もあるようですが定かではないです。
気根は当初はごく細く風になびく程度ですが、地面に付いて太くなれば幹のように樹皮が発達し太い根が張るようになります。
また、ガジュマルの幹の成長はコンクリートをも砕くと言われているため、その発達した幹を見ると納得してしまうほど立派です。
育て方のポイント
置き場所
半日陰になる場所がベスト。幼木のうちは夏場直射日光を浴び続けると葉焼けする恐れがあります。
また、冬の寒さにも弱く寒い地域の場合は冬の間は日の当たる室内へ移動してあげましょう。
温度
日本で原産する植物のため、成長したものであれば大きく気にする事はないが、幼木のうちは暖かい環境で過ごしてあげるのがいいでしょう。
冬場の特に冷え込む時期には注意が必要です。
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水やりと夏冬の過ごし方
春~秋は普段土が乾いたら水をたっぷりとあげ、しっかりと水分を取るようにしてください。
冬場になると、活性が落ちて水を必要としなくなるので、水やりの回数は減らしてください。
また、葉っぱの状態をよく観察をして、葉が丸みを帯びたら水不足のサインなので、見逃さないようにお水をあげてください。
ガジュマルに似た植物
・フィカス・ウンベラータ
・フィカス・ベンガレンシス
・インドゴムノキ