アガベの特性と育て方
アガベはリュウゼツラン属で、日本で流通する物としては「アオノリュウゼツラン」を指すことが多いです。
アオノリュウゼツランと言えば数十年に一度しか咲かない「センチュリープラント(世紀の植物)」と言われる事で有名で、2021年には一般のご家庭でその珍しい花を咲かせたとしてニュースになったこともあります。
また、テキーラの原料として使われており、テキラリュウゼツランという種も同じ属の植物です。
原産地と好む気候
メキシコを中心に米国南西部と中南米の熱帯域に自生するほか、食用・繊維作物、あるいは観葉植物として広く栽培されています。
形は先が鋭くとんがり、縁にはトゲがあり肉厚で、アロエにとても似ています。
茎はとても短く、見た目は地面から葉っぱが生えているように見えます。
育て方のポイント
置き場所
日当たりがよく、風通しのいい場所に置いてあげてください。
乾燥などには強いのですが、蒸れるのは弱く、傷みやすくなってしまいます。
また蒸れる事で虫や病気が発生しやすくなるので注意が必要です。
温度
暖かい気候を好むので、春先~秋までが成長期となります。
冬場においては、耐寒性があまりなく屋外で育てている場合には室内へ移してあげる必要があります。
水やりと夏冬の過ごし方
春と秋には、1日1回午前中にお水をあげると成長します。
夏場は午前中にお水をあげると、水分で日中にアガベが蒸されて傷みやすくなってしまうので、日暮れ時にお水をあげるのがいいでしょう。
冬場では気温が高い日中に上げるのがいいでしょう。また、気温が氷点下を下回るようなら断水します。
低温時に水を与えてしまうと、根が傷んでしまう可能性があるので注意してください。
に似た植物
・アロエ
・雷神
・ユッカ