今回ご紹介するのは、チェルシーフラワーショー2024でのガーデン事業についてです。2024年、イギリス・ロンドンで開催された世界最高峰のガーデニングイベント「チェルシーフラワーショー」にて、三重県桑名市の建設会社「諸戸の家」様が手掛ける作品が出展されました。
マイサカ家具は、家具・バイク・空間コーディネートの担当として参加しました。日本の美意識を世界のデザイン舞台で表現するプロジェクトとなりました。
テーマは「庭と共に暮らす贅沢」。“ガレージ×庭×BARルーム”という3つの要素が繋がる、新しいスタイルの邸宅デザインです。
ヴィンテージと自然が調和する空間
建築構成:ガレージ×庭×BARルーム
作品は、2棟の建物と中央の庭園で構成されています。
・一方はヴィンテージバイクを展示するガレージ
・もう一方はソファと照明を兼ね備えたBARルーム
・そして中央に、両方から眺められる日本庭園の空間
それぞれの空間が独立しながらも、ひとつの物語を紡ぐように配置され、“趣味×癒し×自然”が融合する大人のライフスタイルを提案しました。
英国ヴィンテージと日本の感性
ガレージに飾られたのは、英国トライアンフ(Triumph)社のヴィンテージバイク。実際に、75年前に製造された現存3台のうちの1台をイギリスから輸入し、展示の一部として提供しました。
ロンドン市内のヴィンテージショップで石原和幸氏と共に選定した家具や照明は、英国の歴史ある素材と、日本の職人技が融合する象徴的な存在となりました。
金属・革・木・光__。異なる素材が響きあい、「静と動」の美学を感じさせる空間です。
BARルーム:非日常を楽しむもう一つのリビング
BARルームは、まるでロンドンの街角にあるプライベートラウンジのよう。革張りのソファ、真鍮のテーブル、陰影を演出する照明を組み合わせ、上質で落ち着いた“夜の空間”を愉しむ空間を演出しました。
自然光が差し込む昼の表情と、照明が灯る夜の表情。時間によって変わる光の演出が、空間全体に深みを与えます。
世界の来場者が訪れたお庭
展示された「諸戸の家」のお庭には、多くの著名人が訪れ、作品を高く評価してくださいました。
・世界的ファッションデザイナー ポール・スミス氏
・英国ロックバンド「クイーン」のギタリスト ブライアン・メイ氏
・そしてチャールズ国王陛下
日本の“庭文化”と“住まいのデザイン”が。世界の人々の心を惹きつける瞬間でした。
マイサカ家具の役割
マイサカ家具は、
・ヴィンテージ家具・バイクの選定と輸入
・BAR・ガレージ内の空間コーディネート
・海外輸送・現地設営のサポート
単なる“家具屋”としてではなく、「空間をデザインするブランド」としての新たな挑戦となりました。
チェルシーフラワーショー2024で発表された「諸戸の家」は、日本の建築・庭文化・クラフトマンシップを世界に発信する象徴的なプロジェクトとなりました。
マイサカ家具は、これからも、“家具を越えた空間づくり”を世界へ届けてまいります。