今回ご紹介するのは、フランス日本大使館での坪庭設営についてです。フランス ル・マン24時間耐久レースの100周年を記念して、日本大使館のウェルカムエリアに展示される坪庭の輸送・設営サポートを担当しました。依頼主は、マツダの伝説的レーサーである寺田陽次郎氏の会社。デザインはチェルシーフラワーショー金メダリストの石原和幸氏によるものです。
私たちは、イギリスで組み立てられた坪庭をフランス ル・マンの会場まで安全に輸送し、現地で再現・設営するという重要な役割を担いました。
フランス ル・マン 日本大使館の坪庭設営サポート
現地での課題と対応
国をまたぐ輸送では、植物・土・石などの自然素材は、生態系保護のため輸送制限があります。
今回は、デザインを担当された石原氏がイギリスでの大会直後だったため、イギリスで組み立てた坪庭を細かく観察・記録し、フランス現地で似た素材を探して再現するという高度な再構築作業を行いました。
・使用植物:現地調達のグリーンを選定し、和の雰囲気を再現
・石材&土:輸送制限に合わせ、現地で色味や質感を合わせて再現
・レイアウト:日本庭園の「間」や「陰影」を忠実に再現
コーディネートの意図
日本大使館の展示テーマは、「Japan Endless Discovery」。
ル・マンの地で日本文化の“静と動”を表現するため、レーシングの情熱と日本庭園の静けさを融合させる空間づくりを目指しました。
石原氏のデザインコンセプトを最大限に尊重しながら、マイサカ家具では物流+空間再現技術でサポートしました。
マイサカ家具の強み
・家具に限らず、海外輸送・現地設営までトータルで対応可能
・海外展示・イベント・施工など、国を越えた物流サポート実績
・日本の空間美を世界へ届けるための柔軟な提案と再現力
マイサカ家具では、国内外問わず「設計・輸送・設営」までワンストップで対応可能です。特殊案件・海外イベントのサポートもぜひご相談ください。