パキラの特性と育て方
パキラは根腐れしにくい体制を持つことから、ハイドロカルチャーや水耕栽培で特に人気を集めている観葉植物です。
また、パキラの花言葉は「快活」「勝利」。
パキラを売ったらお金持ちになったという言い伝えから、お金をもたらす幸運な木ということで「発財樹(Money tree)」という別名があるそうです。
原産地と好む気候
パキラの原産地は主に中南米の河岸などで、熱帯の日当たりが良い場所に生育する常緑高木です。
雨季には水没するが水にかなり強く、何か月に水に浸かったままでも腐らないそうです。
そういった点からハイドロカルチャーなど水耕栽培で人気の観葉植物となっているようです。
また、大きく育った樹木には果実が実り、その種子は焼いて食用にされていた事があるようですが、なんとジャガイモの発芽部分と同じソラニン系毒素があるようです。
育て方のポイント
亜熱帯原産の植物のため寒さにはやや弱く、室内栽培においても冬場は10℃前後の温度に調整しておく必要があります。
耐陰性があるため日陰でも栽培可能ですが、その際は日照不足に注意して育てましょう。
根腐れせず強靭な茎を持ち頻繁に新芽を出すことが出来るため、すべての葉をカットした場合でも栄養状態が良く、幹自体が生きてさえいれば完全に元に戻せるそうです。
また、剪定して取った枝などは差し木する事が出来ます。
置き場所
出来る限り日向に置いてたっぷりと日の光に当ててあげましょう。
もし葉が焼けてしまう場合には、遮光するか風通しの良い所へ移動してあげましょう。
温度
亜熱帯の植物のため、暑さに特に強いので夏場は成長期となります。
ただ、冬場にはめっきり弱く肌寒く感じる秋頃には室内で育てるのが良いでしょう。
室内温度は出来る限り10℃以下にならないよう管理をすると、しっかりと育ってくれます。
水やり
先述にある通り、水に非常に強いため何か月も水に浸かったままでも根が腐ることはないため、水のあげすぎで枯らすことはほとんど無い。
とはいえ、水のあげすぎで水自体が腐る事もあるので、臭いなどが発生した場合にはきちんと対処しましょう。
フィカス・ウンベラータに似た植物
・カポック(シェフレラ)
・ツピサンタス